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交通事故後は病院に必ず行くべき?受診タイミング・何科・費用まで徹底解説

交通事故後 病院

「追突されたけど痛みはないし、病院に行くべきなのかな…」「軽い接触事故だったから大丈夫だろう」と迷っていませんか?

結論からお伝えすると、交通事故後は症状がなくても、当日〜遅くとも10日以内に必ず病院を受診すべきです。

受診しないことで、本来受け取れるはずだった治療費・慰謝料が一切受け取れなくなるケースが多発しています。

本記事では、交通事故後に病院へ行くべき理由・受診のタイミング・何科に行くべきか・費用は誰が払うのかまで、事故被害者が知っておくべき情報をすべてまとめました。読み終わる頃には「今すぐ何をすべきか」が明確になります。

目次

  1. 1. 交通事故後に病院へ行くべき3つの理由
  2. 2. 交通事故後の病院はいつまでに行く?【当日〜10日以内】
  3. 3. 交通事故後の病院は何科を受診する?【基本は整形外科】
  4. 4. ケース別|交通事故後に病院へ行くべきか迷ったら
  5. 5. 交通事故後の病院の費用は誰が払う?健康保険は使える?
  6. 6. 交通事故後の病院受診後の流れ|警察・保険会社への連絡
  7. 7. 交通事故後に病院へ行かないとどうなる?3つのリスク
  8. 8. 交通事故後の病院受診に関するよくある質問
  9. 9. まとめ|交通事故後は症状がなくても必ず病院を受診しよう

交通事故後に病院へ行くべき3つの理由

事故後 病院

「痛くないから行かなくていい」は交通事故後にもっとも危険な判断です。

症状がなくても病院へ行くべき理由は大きく3つあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

理由① 痛みがなくても重大なケガが隠れている可能性がある

事故直後は興奮状態にあり、体内でアドレナリンが分泌されるため痛みを感じにくくなっています。

「事故直後は平気だったのに、翌日から首が回らなくなった」というケースは非常に多いのです。

後から症状が出やすいケガの代表例

むちうち(頸椎捻挫) 腰椎捻挫 脳内出血・硬膜下血腫 内臓損傷 靭帯損傷・骨のヒビ

特にむちうちは交通事故後2〜3日経ってから痛み・しびれ・頭痛が出るケースが多く、頭部打撲による脳内出血は数日〜数週間後に症状が現れることもあります。

理由② 受診しないと治療費・慰謝料が受け取れなくなる

交通事故後に病院へ行かないと、医師の診断書が取得できず「物損事故」扱いのままになります。

物損事故と人身事故では、受け取れる補償が大きく異なります。

物損事故のまま

病院に行かない場合

✕ 治療費:受け取れない

✕ 入通院慰謝料:受け取れない

✕ 休業損害:受け取れない

○ 車の修理費:受け取れる

人身事故に切り替え

病院で診断書を取得した場合

◎ 治療費:全額補償

◎ 入通院慰謝料:受け取れる

◎ 休業損害:受け取れる

◎ 車の修理費:受け取れる

理由③ 後遺障害等級の認定で不利になる

万が一後遺症が残った場合、「後遺障害等級認定」を受けることで後遺障害慰謝料・逸失利益を請求できます。

しかし、事故直後からの通院記録がないと、症状と事故の因果関係を証明できず、認定されにくくなります

特にむちうちなど画像に写りにくい症状は、通院の一貫性が認定の鍵を握ります。

X(旧Twitter)ユーザーの声

「追突されたとき痛くなかったからそのまま帰宅。3日後に首が動かなくなって病院に行ったら、保険会社に『事故との関係を証明できない』と言われて治療費が出ませんでした。あの日のうちに行っておけば…」

— X投稿より(体験談)

交通事故後の病院はいつまでに行く?【当日〜10日以内】

交通事故後の受診は早ければ早いほど有利です。

タイミング別に、補償への影響を整理しました。ご自身の状況と照らし合わせてください。

当日

◎ ベストタイミング

事故とケガの因果関係が最も明確。診断書取得・人身事故切り替えもスムーズ。

2〜3日

○ 問題なし

仕事などで当日行けない場合もこの期間内なら因果関係は認められやすい。

10日以内

△ ぎりぎりのライン

遅くともこの期間内に。理由を聞かれたら「後から痛みが出た」と正直に伝える。

2週間〜

✕ 危険ゾーン

警察が診断書を受理しない可能性。保険会社も因果関係を否定しやすくなる。

なぜ10日以内が目安?2週間を過ぎるとどうなる?

事故から2週間を過ぎると、警察が「事故との因果関係がない」とみなして診断書を受理しない可能性が高まります。

人身事故への切り替えができなくなると、実況見分調書も作成されず、過失割合の交渉でも不利になります。

また、保険会社も「その症状は本当に事故によるものか」と支払いを渋る根拠にしてきます。

迷っている時間が、そのまま補償を失うリスクになると考えてください。

物損事故から人身事故への切り替え方法

すでに物損事故で処理されていても、後から人身事故に切り替えられます。

手順はシンプルです。

1

病院を受診して診断書をもらう

「警察提出用」と伝えるとスムーズ。費用は約2,000円(加害者側に請求可能)。

2

事故を扱った警察署に連絡する

「人身事故に切り替えたい」と伝えて、診断書を持参する日時を調整する。

3

実況見分に立ち会い、切り替え完了

以降は人身事故として治療費・慰謝料の請求が可能になる。

交通事故後の病院は何科を受診する?【基本は整形外科】

交通事故後に受診すべき科は症状によって異なりますが、迷ったら整形外科が第一選択です。

症状別の受診先を一覧にまとめました。

首・腰・手足の痛み、しびれ、むちうち

交通事故後のケガで最も多い症状

整形外科

頭を打った・頭痛・めまい・吐き気

脳内出血の可能性をCT/MRIで確認

脳神経外科

火傷・傷跡が残りそうなケガ

傷跡は「外貌醜状」として後遺障害認定の対象になることも

皮膚科・形成外科

複数の症状がある・どの科か判断できない

科をまたいだ検査が1か所で完結する

総合病院

整形外科が第一選択である3つの理由

交通事故後のケガの大半は骨・筋肉・神経に関するものです。

整形外科が第一選択とされるのには明確な理由があります。

1

レントゲン・MRIなど検査設備が揃っている|骨折・靭帯損傷・ヘルニアなどを画像で確認できる

2

診断書を発行できる|人身事故への切り替え・保険請求に必須の書類は医師しか書けない

3

交通事故対応に慣れている|保険会社とのやり取りや後遺障害診断書の作成もスムーズ

整骨院・接骨院だけに通うのはNG

整骨院・接骨院の柔道整復師は医師ではないため、診断書の発行も画像検査もできません

最初の1回だけ病院に行き、あとは整骨院のみ…というケースでは、後遺障害診断書を医師に書いてもらえなくなる恐れがあります。

整骨院に通う場合も、月1回以上は必ず整形外科を受診し、保険会社にも整骨院併用を事前に伝えておくことが鉄則です。

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ケース別|交通事故後に病院へ行くべきか迷ったら

「自分の場合は病院に行くべき?」と迷いやすい3つのケースについて、判断基準を解説します。

軽い接触事故で怪我なしの場合は?

「コツンと当てられただけだし、怪我もないから行かなくていいか」と考えがちなケースですが、結論はこうです。

CASE 1

軽い接触事故・怪我なし

判定:原則行くべき

体に衝撃を受けた可能性が少しでもあるなら受診をおすすめします。

むちうちは車に大きな傷がつかない程度の低速追突でも発症することがあり、「怪我なし」を自分で判断することにリスクがあるためです。

受診して「異常なし」なら安心できますし、後から症状が出た場合の受診記録にもなります。

⚠️ 例外:受診を控えたほうがいい場合

車同士がわずかに擦れた程度で体への衝撃がまったくない場合は、保険会社が「この事故でケガをするはずがない」と治療費を否定する可能性があります。体への衝撃の有無が判断の分かれ目です。

バイクで転倒した場合、病院に行かないのはアリ?

「単独で転んだだけだから」「相手がいないから補償もないし」と受診をためらうライダーは多いですが、これも結論は明確です。

CASE 2

バイクで転倒した

判定:必ず行くべき

バイク事故は車と違って体がむき出しのため、本人が思っているより大きなダメージを受けていることが多いです。

打撲だと思っていたら骨にヒビが入っていた、というケースは珍しくありません。

相手のいる事故なら

治療費・慰謝料の補償対象。受診しないとすべて受け取れません

単独転倒(自損)でも

健康保険で受診OK。人身傷害保険・搭乗者傷害保険の補償対象になることも。

子ども・高齢者が同乗していた場合は特に注意

本人が「大丈夫」と言っていても安心できないのが、子どもと高齢者です。

それぞれ注意すべき理由が異なります。

CASE 3

子ども・高齢者が同乗していた

判定:最優先で受診

👶 子どもの場合

症状をうまく言葉にできず、痛みを訴えないことがある。機嫌や食欲の変化にも注意。

👴 高齢者の場合

骨密度の低下により、軽い衝撃でも圧迫骨折を起こしやすい。痛みを我慢する傾向も。

交通事故後数日間は様子の変化に注意し、少しでも異変があればすぐに受診させてください。

子どもも基本は整形外科でOKです(全身状態が心配な場合は小児科・総合病院へ)。

病院に行く前の持ち物チェックリスト

受診をスムーズにするために、以下を準備しておくと安心です。

健康保険証(マイナ保険証)|忘れるとその日は10割負担に

事故の日時・場所・状況のメモ|医師に正確に伝えるため

相手方の保険会社名・連絡先|一括対応の手続きに必要

体の違和感をメモした紙|小さな違和感も漏れなく医師に伝えてカルテに残す

交通事故後の病院の費用は誰が払う?健康保険は使える?

「お金がかかるから病院に行くのをためらっている」という方も多いですが、その心配は不要です。

事故の治療費は原則として加害者側が負担します

仕組みを正しく理解しておきましょう。

原則は加害者側の保険会社が直接支払う(一括対応)

加害者が任意保険に加入している場合、保険会社が病院へ治療費を直接支払う「一括対応」という仕組みが使えます。

事前に加害者側の保険会社へ「〇〇病院を受診します」と連絡しておけば、窓口での支払いは一切不要になります。

物損事故のまま受診する場合も、事前に保険会社へ受診の旨を伝えておくとトラブルを防げます。

事故でも健康保険は使える

「交通事故では健康保険が使えない」と病院で言われることがありますが、これは誤解です。

厚生労働省は古くから交通事故への健康保険利用を認めており、2011年にも改めて通達を出しています

利用する場合は、加入する健康保険組合に「第三者行為による傷病届」を提出します。

健康保険を使うべき主なケースは、①自分の過失が大きい事故、②加害者が無保険、③保険会社の一括対応が受けられない場合などです。

自由診療(10割+α)に比べて自己負担を大幅に抑えられます。

参考:日本損害保険協会「交通事故の治療と健康保険」

X(旧Twitter)ユーザーの声

「お金がかかると思って病院に行くか迷っていたけど、保険会社に連絡したら『窓口負担はありません』と言われて拍子抜け。結局一円も払わずに3か月通院できました。」

— X投稿より(体験談)

交通事故後の病院受診後の流れ|警察・保険会社への連絡

病院で診断を受けた後にやるべきことを時系列でまとめました。

この流れに沿って動けば、補償を受け取るための手続きで漏れが出ません。

1

診断書を取得し、警察へ提出する

人身事故への切り替えに必須。交通事故後10日以内が目安。

2

加害者側の保険会社へ受診を報告する

病院名を伝えると一括対応の手続きが開始され、以降の窓口負担がなくなる。

3

医師の指示に従って通院を続ける

自己判断で通院をやめない。通院頻度が極端に低いと「軽症」と判断され慰謝料に影響することも。

4

完治または症状固定後、示談交渉へ

治療終了後に慰謝料などの示談交渉が始まる。後遺症が残った場合は後遺障害等級認定を申請する。

📝 「症状固定」とは?

これ以上治療を続けても症状の改善が見込めない状態のこと。症状固定と診断された時点で治療は終了し、残った症状は「後遺障害」として別途申請する流れになります。

保険会社から治療打ち切りを提案されても、症状が残っているなら安易に同意せず専門家に相談しましょう。

交通事故後に病院へ行かないとどうなる?3つのリスク

ここまでの内容を「行かなかった場合のリスク」として整理します。

交通事故後に病院へ行かないことのデメリットは、想像以上に大きいものです。

リスク① 治療費・慰謝料が一切受け取れない

診断書がなければ人身事故として処理されず、治療費・入通院慰謝料・休業損害がすべて自己負担になります。

後から症状が出て通院しても、因果関係を否定されれば全額自腹です。

リスク② ケガの発見が遅れて悪化・後遺症につながる

骨のヒビ・靭帯損傷・脳内出血などは放置すると重症化します。

早期治療を逃すと治療期間が長引き、本来残らなかったはずの後遺症が残る可能性もあります。

リスク③ 後遺障害等級の認定を受けられない

後遺症が残っても、事故直後からの通院記録がなければ等級認定はほぼ不可能です。

等級が認定されるかどうかで受け取れる賠償金は数百万円単位で変わることがあります。

X(旧Twitter)ユーザーの声

「バイクで転んだけど大したことないと思って病院に行かなかった。

1か月経っても手首が痛くて受けたら骨にヒビ。『なんでもっと早く来なかったの』と先生に言われ、保険の請求もできず大後悔です。」

— X投稿より(体験談)

交通事故後の病院受診に関するよくある質問

交通事故後の病院受診について、よく寄せられる質問をまとめました。

受診前に確認しておくと安心です。

Q

事故から1週間経ってしまったけど、今から病院に行っても大丈夫?

A

今すぐ受診してください。10日以内なら因果関係が認められる可能性は十分あります。受診時に「事故直後は痛みがなく、後から症状が出た」と正直に伝え、カルテに記録してもらいましょう。

Q

保険会社に連絡する前に病院へ行ってもいい?

A

問題ありません。緊急性が高い場合はまず受診を優先してください。一時的に治療費を立て替えても、領収書を保管しておけば後から加害者側に請求できます。受診後はなるべく早く保険会社へ報告しましょう。

Q

病院ではなく整骨院だけに通ってもいい?

A

おすすめしません。整骨院では診断書の発行も検査もできず、後遺障害診断書も書いてもらえません。整骨院に通う場合も月1回以上は整形外科を受診し、保険会社に併用を事前に伝えておきましょう。

Q

通院の頻度はどのくらいがいい?毎日通うべき?

A

医師の指示に従うのが基本です。慰謝料は毎日通えば増える仕組みではなく、過剰な通院はむしろ保険会社から問題視されます。逆に月1〜2回など極端に少ないと「軽症」と判断されるため、週2〜3回程度を目安に医師と相談しましょう。

Q

自費で支払った治療費は後から請求できる?

A

できます。事故とケガの因果関係が認められれば、立て替えた治療費・通院交通費・診断書代はすべて加害者側へ請求可能です。領収書は必ずすべて保管しておいてください。

まとめ|交通事故後は症状がなくても必ず病院を受診しよう

交通事故後の病院受診は「念のため」ではなく、あなたの健康と補償を守るための必須行動です。

最後に本記事のポイントを整理します。

この記事のポイントまとめ

交通事故後は症状がなくても当日〜遅くとも10日以内に病院を受診する。2週間を過ぎると診断書が受理されない恐れも

受診先は整形外科が第一選択。頭を打ったら脳神経外科、迷ったら総合病院へ

整骨院だけの通院はNG。診断書を発行できるのは医師のみ

治療費は加害者側の保険会社が直接支払うのが原則。健康保険も利用できる

行かないリスクは「補償ゼロ・ケガの悪化・後遺障害認定不可」の3つ。迷ったら受診が正解

事故直後は誰でも気が動転していて、正しい判断が難しいものです。

「どの病院に行けばいいかわからない」というときは、交通事故治療に対応したクリニックを無料で案内してくれるサービスを活用するのも一つの方法です。

まずは体を最優先に、今日中の受診を検討してください。